三陸牡蠣復興

出発目前で、牡蠣が輸出できず・・・

三陸かき小屋

 

昨日、石巻より発送した牡蠣が、今日成田へ着いたのですが、その牡蠣を明日のベトナム行きの飛行機に載せる予定のところ、ベトナム側で通関処理がスムーズに行くようにして段取りして下っている方より、「大変なことになりました」という電話連絡が入りました。

そもそも、ベトナムへ輸出するには、ベトナム政府から認定された加工工場からの出荷をしなければ、例え、日本から送っても、現地の通関を通せないことになるのですが、なんと今回の牡蠣を出荷してくださった加工工場がベトナム政府から認定されていないというのです。

 

事前に、水産庁のサイトを確認し、日本側の資料では、きちんと認定されていると表記されているにも関わらず、そんなことが起きてしまいました。

確認したところ、日本政府側は、ベトナムへ申請中のものも日本側のサイトに認定工場として掲載しているが、必ずしも許可されているとは限らない、という回答だったのです。

確かにベトナム側のサイトを見ると、その工場の許可されている扱い品目に「OYSTER」の名称がありません。

 

もうどうしようかと思いましたが、ベトナム側のサイトで認定されている石巻の別の加工工場に急遽出向き、ちょうど社長がいらっしゃったので、ことの成り行きを話したところ、一度、成田にある牡蠣を石巻へ戻し、改めてその加工工場で衛生証明書等を取得した後に、ベトナムへ輸出しようということになりました。

 

 

日本政府の情報だけを信用しないで、相手国の情報も確認すべきでしたが、まさか両国の情報にズレが起きているというのは予想外でした。

やはり新しいことをやると、スムーズに行かないことが色々とありますね。

 

もっとも、今回はベトナム初の「かき小屋」をオープンするという使命があるため、次の輸出ができるまで呑気には待てません。

明日、スタッフとベトナムへ行くときに、持てるだけの牡蠣を持参することにしました。

早朝、牡鹿半島へ行き、牡蠣を箱詰めし、すぐに仙台空港へ向かいます。

 

そう、何があっても、必ず、今週末「三陸かき小屋」をベトナムにオープンさせる。

ベトナムでは間もなく正月になりますが、その前にオープンさせることに意義があるからです。

 

こうして、いつも、結局、ネバーギブアップ。不完全な自分を鍛えてくださる。

そして、この「三陸かき小屋 SANRIKU KAKIGOYA」の大漁旗を、いよいよベトナムの地に掲げてきます!

 

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