熱き情熱

株主に手紙を出す(シーズン4の始まり)

今日、90名弱の株主に手紙を出しました。住所不明の方もいらっしゃるので、実際には70名ほど。株主の皆さんに倒産に至った経緯やお詫びの挨拶をし、この地元新聞の記事のコピーもつけました。
(手紙が届かない株主の方は、私に直接ご連絡をお願いします → ご連絡フォーム

しかし、僕はこれで何かしらの終わりだとは思っていません。

何故なら、これは終わりではなく、シーズン4の始まりに過ぎないからです。
(ごめんなさい、厚かましくも勝手に自分の経営者ストーリーをシーズン分けさせていただきました)

シーズン1は、1992年にフランチャイズチェーンでの独立から、いくつかの複数のリアル事業を経営しつつ、アイリンクを創業する前年の1999年まで。これは中小企業のリアルビジネスの時代。

シーズン2は、2000年にアイリンクの創業から、グリーンシートへの株式公開、それからの失敗を経てソフト開発事業譲渡を行い、牡蠣事業に転換する2007年まで。これはいわゆるITベンチャーの時代。

シーズン3は、2008年の牡蠣事業本格化から、2011年震災を経て、牡蠣を通して三陸の真の復興を目指し、力尽きる2019年まで。これは牡蠣の時代。

そして今年2020年は倒産手続きを進めるシーズン4の始まりの年。

そう、倒産手続きはシーズン3の終わりではなく、シーズン4の始まり。なぜなら、実質アイリンク事業は2019年に終了し、2020年は個人事業主として動いていたからです。

そしてシーズン4の本格化は、次の会社を創業する2021年春となります。

僕は、これまで多くの方々から応援を受け、多くの方々に迷惑をかけてきました。

アイリンクの株主も僕が迷惑をかけてきた方々で、このようなことになって申し訳なく思っています。それは今日投函した手紙にも思いは書きました。

しかし、僕に悔いはありません。なぜなら僕なりに精一杯向き合ってきたからです。

確かにもっとリスクを抑えていたらよかったとか、色々と考えられることはあるものの、今になって「もしこうだったら・・」と考えることに全く意味はないのです。

僕にとって、大切なことは、これから何を成し遂げるのか、だけ。

シーズン4は僕にとって何の時代になるか。何の時代にしていくのか。

間違いないことは、シーズンが進むにつれて振幅が大きくなっている事実から、今まで以上の大きなことを成し遂げる時代だということだと、僕は確信しています。

またそれがひいては、応援してくださっている株主の皆さんや周りの方々への恩返しにもなると思っています。