三陸オイスターフェスティバルの開催日10月13日が迫った今、一番の課題は資金の問題です。
僕が東南アジアへの出張中、スタッフが協賛を集めにまわっていましたが、過去に実績のないイベントにはなかなか協賛が集まりませんでした。
また開催が、1市町村のためではなく、また1県のためでもなく、三陸という、市町村を超え、いや県も2県にまたがるイベントのため、公的な応援も受けにくい性質を持っていました。
今回、サンファンバウティスタ号のある石巻市サンファンパークで開催することに決まりましたが、決まるのも、簡単ではありませんでした。
石巻市のためのオイスターフェスティバルなら、何かと市の協力を得られたりするのでしょうが、石巻市で開催しながらも、石巻市のためだけではなく、三陸を盛り上げたいというのですから、なかなか市も協力しづらい面があるのも事実なのです。
それでも僕は、一つの市町村のために、ではなく、「三陸全体のために」にこだわりました。
そのために、市で開催するのに協力的だった方々も、少し距離を置かれたりしました。
僕は思うのです。
確かに、一人が出来ることには限りがあります。
だから、一つの市町村の真の復興に協力することだって大変なことだってことも知っています。
しかし、僕は、三陸全体が良くなることにこだわりたいのです。
牡蠣という一つの産業を通して、三陸が真の復興へ前進できるように、協力したいのです。
今週、自前で構築するクラウドファンディングで、三陸オイスターフェスティバルの開催のための資金を一般の方に広く仰ごうと思っています。
一般のクラウドファンディングのプラットフォームは対応が遅いし、なおかつ、20%もの手数料がかかるからです。
三陸オイスターフェスティバルのクラウドファンディングを通して、多くの方々とダイレクトに繋がり、三陸オイスターフェスティバルの楽しみを共有したいと思っています。
つまり、クラウドファンディングで商品(牡蠣など)を購入される支援者は、三陸オイスターフェスティバル開催の主役になれるのです。