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News「海中ソーラー発電始動、横浜市臨海部で相次ぎ脱炭素実験」

海中ソーラー発電は海中にソーラーパネルを10〜20センチメートル沈めて設置し、発電する。実用化されればこれまで限られてきたソーラーパネルの設置場所を大きく増やすことができ、発電効率もよくなるとされる。
一般的に夏場にパネルが高温になりすぎると発電効率は低下するが、海中なら海水でパネルが冷却され、発電効率を高い状態で維持できるという。「実験室環境のデータでは最大10%程度の発電効率向上が確認できている」(神奈川大)

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC0418P0U3A900C2000000/

素人ながら疑問に思うのは、確かに水中に沈めることでパネルが冷却されることで発電効率が上がるのだろうとは思いますが、
1.太陽光の海面反射で海中に届く太陽光が弱まるのではないか
2.海中に沈められる太陽光パネルの製造コストが上がるのではないか(海水による腐食対策コスト等)
3.1と2の結果、パネル冷却による発電効率が上がる以上にマイナスが多くなってしまわないか
というところです。

とはいえ、こうした実験もどんどんやってみたほうがよいという感想です。

以前に牡蠣事業をしているときに、漁師さんと話しして、よく海水による金属腐食について話しが出ました。できるだけ木製にする、サスでつくるなどの工夫はしても、機械系、特に電気系は厳しいと。

やはりそう考えると、海ではなく、湖沼やダムでの「水中」パネルのほうが現実的なような気がします。