新年、明けまして、おめでとうございます。
一年の計は元旦にあり、の言葉通り、僕は今年を「外に向けて動く年」にしたいと、元日の今日、心に念じています。
つまり、震災後、三陸牡蠣復興支援プロジェクトを多くの方々のご協力をいただきながら展開し、その後、フランス式養殖を三陸で行い世界に通用する牡蠣づくりを始めてきましたが、今年は、三陸の内側での活動はもとより、県外に、国外に向けて、発信し活動する年でありたいと思っています。
1611年、三陸は地震と津波にのまれ、5000人以上が犠牲になってしまいました。
その2年後の1613年、震災前よりも遙かに素晴らしい地域にすべく、伊達政宗は、サンファンバウテスタ号を出帆させ、外国との交易を行い豊かな地域づくりを目指しました。
それからちょうど400年後、2011年に東日本大震災で三陸沿岸部は甚大な被害を受けました。
私たちは400年前に、伊達政宗を始め、当時の宮城の人々が真の復興を目指し、新たな稲作事業、海外交易事業を進めたように、今年、外に向けて動くべき年だと感じているのです。
確かに、当時の時代と異なり、一人の人間ができることは限られているかも知れませんし、ましては私は、今はしがない零細事業家。
ただ、思うことは自由です。地域を震災前よりも良くしたいと念じることは自由です。
一人でも多くの方々が、真の復興に思いを描き、ともに三陸の、東北の隆盛を目指せることを願っています。
時代は東北から変わります。世界は東北から変わります。
これが本当の言葉どおり、千載一遇のチャンス、なのです。