Ordinary Days

寄り添うとは想像すること

人に対する寄り添う力というのは、想像する力であると僕は思っています。

確かに自分自身が経験したことだと、寄り添える力は強いと思います。
なぜなら、自分が経験したからこそ、リアルに想像できるからだと考えます。

逆に言えば、自分が経験したことではないことでも、リアルに想像できたら、それは寄り添う力は強いのだろうと思うのです。

震災、津波で被災した状況を想像できる人は、寄り添って東北に来られました。あるいはご支援をされました。
東北に何のアテもないのに、遠くから東北に来て起業された方もたくさんいらっしゃいます。

一方、同じ東北に住んでいても、リアルな想像ができなかった人もいらっしゃるかも知れません。

つまり大切なことは、同じ経験をしていなくても、リアルに想像するように努力することなんだろうと思います。

たとえ、身内を亡くした経験がなくても、想像力があれば、寄り添えると考えています。
人の心の痛みも、想像力があれば寄り添えると考えています。

お互いが、お互いのことを想像しようと思えたら、お互いがお互いに寄り添える社会になったら、それだけで社会は今よりも断然良くなると、僕は考えています。

そういう意味で、現在、西日本では大雨の被害が多く、多くの方が被災されています。
僕は深く想像して、犠牲になられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方には心からお見舞い申し上げます。

そして現在被災された方々が、一刻も早く、この暗い夜の状態から抜け出せるように、強く祈っています。

<写真は母の日のお花>