May 2, 2018

三陸でのイチゴ生産を応援したい

ご縁があって、先週、岩手内陸で夏イチゴを生産されている方のところに行きました。

その生産者は、脱サラしてイチゴ生産を始められて4年。
既に夏イチゴの生産を軌道に乗せられ、ハウスを2棟持たれています。
町も、彼を応援しようとしています。

しかし彼は、そのまま現在の農場を増やそうとはしていませんでした。

なぜか。

なぜ、このまま内陸でハウスを増やそうとしないのか。

それは、夏イチゴ生産を通して、三陸沿岸部を応援したいと考えているからでした。

彼の考えはこうです。

まず夏イチゴの生産地として、東北としては実は一番適しているのは北三陸沿岸部なのです。
夏イチゴは、25度を超えると暑さで実ができなくなります。
しかし、陸前髙田や宮古、久慈などの北三陸は、夏の最高気温は東北では一番低く、札幌と匹敵する夏の気温なのです。

また彼は震災でダメージを受けた北三陸をイチゴで支援したいと思っていました。
前述の通り、北三陸沿岸部は夏の気温が低いために、岩手内陸より、青森内陸よりも、北三陸沿岸部のほうがイチゴ生産に適しています。その地の利を活かして、一つの産業づくりを行って北三陸沿岸の活性化に貢献できると考えるからです。

そしてまた夏イチゴは、実は需要が多く供給が少ない状態が続いています。つまり、夏イチゴの生産を行うことによって、通常のイチゴ生産とは違って付加価値が高く、単位面積あたりの収入が上がります。冬イチゴはスーパーに行けば買えますが、夏イチゴはスーパーで売っていません。でもケーキ屋さんはイチゴを欲しがりますし、一般消費者でも誕生日のケーキづくりとして夏もイチゴを欲しがっているので、生産より需要が多いのです。

こうした理由によって、彼は北三陸沿岸部の活性化に夏イチゴは大変有効と考えているので、ご自分が内陸で夏イチゴを広げるよりも、三陸沿岸部で夏イチゴを生産しようとする方々を支援したいと考えていたわけです。

僕はそうした志のある彼を応援したいし、実際に、三陸沿岸部との繋がりの強い僕としても、ぜひとも、何かしら役に立ちたいと考えています。

いわゆる岩手大学方式によるイチゴ生産モデルです。もみ殻を利用した高設栽培です。

不織布を利用することによって、夏に風通しをよくして温度が上がらない工夫をされています。

5月末から実がなり始め、7月から出荷できます。

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