海外牡蠣事情

UAEアラブ首長国連邦の牡蠣事情

昨晩にUAEから仙台に戻りました。
それまでの3日間、UAEでとても貴重な経験をさせていただきました。

もともとドバイには興味があり、震災をバネに素晴らしい牡蠣づくりをしようと三陸牡蠣生産者と株式会社和がきを創業後、やはり世界一の牡蠣を作って売るには、ドバイは外せない、という想いはおぼろげながら持っていました。

行って解ったことは、ドバイがリーマンショック後に景気が回復した理由というのは、同じ連邦を形成しているアブダビが支援したということなのです。

つまりドバイは日本では国名であるUAEよりも有名かも知れませんが、実際、UAEの政治の中心はアブダビであり、商都がドバイという形ではあっても、リーマンショック後、ビジネスを考える上では、表向き、ドバイが賑やかさを放ち、景気が良いように思われますが、経済基盤が強固であり、経済の裏の中心はアブダビなのです。

ドバイはもう石油は出ないため、少し前から観光政策に特化し始めていますが、アブダビは豊富な石油資源がまだまだあるため豊かなわけです。

さて、今回、そのような幸運な訪問をさせていただきましたので、少しUAEのことをお伝えします。

まずローカルのマーケットですが、ドバイのローカルマーケットには、牡蠣はありませんでした。つまりローカルの方は、ローカルマーケットで買わないと思われます。

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ドバイ シーフードマーケット

一般の方が、買う方法は、2つ。
1つは、牡蠣が売っているスーパーで買うことであり、もう1つは、ホテルのレストランから買うことです。

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これは15入りで、1個あたり150円くらいでした。フランスからの輸入です。

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これは1個が200円から400円くらいで売られています。
しかし、ある程度余裕のある方は、やはりスーパーよりもホテルから良いものを安心して買う方が多いようです。

また牡蠣を食せるところも、ホテル内のレストランが多く、次のようなシーフードレストランでもいただけます。

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ここは元々ロンドンでオイスターバーをやっていた店で、シーフードレストランをやるようになったとのこと。

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アイルランドの知り合いの牡蠣生産者の牡蠣も並んでいました。

今回は、どちらかというと市場の調査というよりも、次のステップである三陸牡蠣をどのようにUAEに繋いでいくか、具体的な検討をすることになりました。