三陸牡蠣復興

地域が立ち上がる努力を

私は、被災が現在進行形である福島を除き、宮城も岩手も青森も、そろそろ自力で立ち上がる時期が来たのではないかと感じます。

よく、「被災地を忘れないでほしい」、「復興はまだまだです」、など、震災の記憶を、東北以外の方々に対し、忘れないでほしいと願うことがよくあります。

実は、先日、私が映った報道ステーションの特集でも、私の意思として、「震災の記憶を伝えたい」と紹介されていました。

https://www.youtube.com/watch?v=THTtgVXmh10

しかし、私はそう思っていません。

逆に、もうそろそろ、「被災地の現状を忘れないでほしい」と願うのは止めなければならないと感じるのです。

もちろん、現在も放射能問題が現在進行形である福島は別ですが、他の東北では、国から多くの支援をいただき、また一般の方々の心ある募金、支援など沢山いただいてきました。

だから、もう、「ここまで支援していただきまして、ありがとうございました。復興はまだまだですが、これから先は私たち地域の者が一生懸命に頑張って復興していきます。」という姿勢を持つことが大事ではないでしょうか。

今年で、あれから2年になります。

阪神・淡路大震災の被災された方々のことを、東北人である私たちは、2年間もずっと支援してきたでしょうか。いつも心を寄せていただでしょうか。

私たちがしていないことを、私たちの被災程度が大変なのだから、心配してもらって当然、ということはないと思うのです。

もし分けていただける復興予算などがあればありがたく使わせていただきながらも、思いとして、これからは、できる限り、他の地域の方々に頼らず、東北の人々が、東北の中で、立ち上がっていくことが大事だと思っています。

またそのような気概を持たなければ、いつまでも、復興が遠いように感じるのです。

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